低行飛空

気分障害(うつ病)の私の、日々の出来事や思うこと

何のとりえも生産性もない私に今できることって何だろう

今の私は世の中に、何も貢献できていません。

もちろん、日々何かしらを消費しながら生きているわけですから、砂粒一つ分くらいは経済を回していると言えなくもないですが、そこに意味を見いだすのはあまりにも無理があるような。

仕事をバリバリこなすでもなく、創作をするでもなく、地域のために活動するでもなく、配偶者の生活をサポートするでもなく、子どもを育てるでもなく……。

何もできないどころか、他の何かに回せそうな大切なものを食い潰していく、世の中にとって迷惑・無駄・邪魔でしかない、社会のお荷物。
そんな私にもできることって無いのだろうか。


私は現実の世の中に疲れて人が怖くなってしまって以来、様々な要因でそうなってしまった他のひきこもりさんと同じように、インターネットの世界でのみ生きているような状態で生活しています。
(恥ずかしいことではあるけれど、これがあるから今日まで生きてこれたので、とてもありがたいと思っています)

そんな生活の中、結構前にTwitter
「創作や表現をしている人たちにとって、作品や活動に対してポジティブな反応を返してくれる人たちがいることが、どれだけ力になるか」
を説明したものを目にしたことがありました。

これなら生産性の無い今の私にもできる、と思ったので、SNSや色々な作品を投稿できるサイトで、いいなと思うものを見つけたら、褒めることや感謝の気持ちをためらわず伝えることを続けています。

嘘は言わないですよ。
あと、TwitterYouTube等では、知らない人から突然ぶん殴られるかのような不快な返信をされることもあるので、少しでもそういう可能性を感じたときはいいねを押すぐらいにしています。

ただ、伝えたいけどどうしようかな…と迷ったときには行動するというか、些細なことでもありがとうを伝えたり、いいなと思ったことは具体的にここが好きですと伝えるようにしています。

よく見る自分語りになっては迷惑だし、上から目線だと失礼なだけだし、下から行き過ぎても冷やかしや煽りと取られたり、信者(盲信的なファン)って気持ち悪いと思われることもあるでしょうから、できるだけシンプルにしてるつもりです。

だからといって私の考えたベストがみんなにとってもそうだとは限らないので何とも言えませんが、少しでも嬉しいと感じてもらえたら…と思いながら伝えています。

色がキレイ、ここのコーラスが良かった、可愛い、癒やされた、考えさせられた、美味しそう、等々。


実際、お礼の言葉を頂いたことも何度かありました。

あるバンドの方から
「あなたのような人がいるから、演者は活動を続けていくことができます、ありがとう」
というような内容だった記憶が。

返信を頂くのが目的ではないので、恐縮してしまいましたが、本当に嬉しかったです。

人気のある方は、それこそ何十万人からそういう声をもらっているわけですから、ほとんど目を通さないでしょうし、数え切れない褒め言葉のうちの一つでしかないかもしれないけど、それでもプラスのカウントを1だけ底上げできる。

生産性はないです。
でも、少しでも発信してる側の人達の力になれれば……。


好意や言葉は凶器にもなり得ます。
だから、例えば受け取る側が一番触れられたくないところを褒めたら、悪気が無いとしても、ものすごく、傷付ける。

私もどんなに考えても自分基準で想像することしかできないから、そういうことをしてないとは限らないわけで……。

だけど私自身、人から感謝されたり褒めてもらえて嬉しいと思ったり、前に進む力になった経験はたくさんあって。


いろんな意見があるだろうけど、これなら今の私にもできることだから。

私はこれからも続けていきたいと思っています。